目次
今まで仮想化ソフトはVirtualBoxを使用していました。
しかし、仕事でHyper-vで仮想環境を構築することになったので、
改めて仮想化とは何かというところから簡単に調査を行ってみました。
1. 仮想化とは
1台のサーバを複数台のサーバであるかのように論理的に分割できる技術です。
仮想化には、大きく分けて「ホストOS型」「コンテナ型」「ハイパーバイザ型」が存在します。
Hyper-vはその中で「ハイパーバイザ型」の仮想化ソフトウェアです。
VirtualBoxはホストOS型に当たりますね。
通常のサーバーと各仮想化した「ホストOS型」「コンテナ型」「ハイパーバイザ型」のイメージ図としては以下が参考になると思います。
参照元:https://thinkit.co.jp/story/2014/12/02/5456
1-1.「ホストOS型」
PCに仮想化専用のソフトをインストールし、その専用ソフト上にOSをインストールして仮想マシンを稼働させる方式です。
ハードへのアクセスはホストOSを経由しなく手はならないため、オーバーヘッドがかかりレスポンス性能が高くありません。
1-2.「コンテナ型」
自身の端末上に複数のコンテナを作成して、その中でアプリケーションを動作させる環境を構築します。
通常の仮想マシンでは個々にOSをインストールして動作させる必要がありますが、コンテナ型は1つのOSで複数の環境を構築することができます。
1-3.「ハイパーバイザ型」
ホストOS型の処理性能を補うため、
ハードウェアへ直接仮想化ソフトウェアをインストールするため、レスポンス性能はホストOS型と比べて高いです。
2. Hyper-vとは
Hyper-vは上記に記載した「ハイパーバイザ型」でWindowsの仮想化技術になります。
2-1. 特徴
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仮想化アプリケーションソフトを間に挟まないため、オーバーヘッドが少なくレスポンス性能が高い。
2-2. メリット
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Windowsに組み込まれているものなので導入コストが低く運用担当者も操作しやすい。
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また、導入コストが低いため中小企業でも導入しやすい。
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Microsoftの仮想化技術のため、バージョンアップも頻繁に行われており安定性がある。
2-3. デメリット
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既存ホストOSをそのまま利用できなかったり、専用サーバーを用意する必要があったりするためホストOS型と比べると導入にコストがかかることがあります。