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SES会社を見極めたい!見分けるポイントからメリットデメリットまでを解説します!

※本記事はSES会社を批判するものでなければ肯定するものでもありません。個人の主観に基づくものです。

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対象読者

・これからITエンジニアを目指す方でプログラミングスクールや独学で勉強していて近々転職活動を始めようとしている方 ・2~3年経験し、スキルアップを目指して転職活動を行っている方

まず始めに

私はSES会社で7年ほど働いてました。

なのでそれなりにSESの悪いところ良いところを知っています。

SESと聞いてマイナスなイメージを持っている方はたくさんいるかと思います。

「客先常駐」「ブラック会社」「多重下請け」とかとか。

はい、良いところがないですよね…

ですが、悪いところばかりではないです。

私は未経験で何も知らない状態でSES会社に中途入社して、最初は会社の指示に従い、途中から「なんなんだよ…」となり、最終的には「まぁそれなりに良かったかな」とざっくりとですが、SESに対して印象を持っております。

ただし今回の記事としてはそのようなマイナスイメージを持っている方が多く見受けられるので、転職の際にSES会社を見極められるポイントをご紹介出来ればなとおもいます。

SESとは?

おそらくこの記事を読まる方はある程度、SESという形態をご存じのはずかと思いますが、改めてSESとはどのような形態であるかをご紹介します。

SESとは System Engineering Service の略で、特定の業務に対してエンジニアを派遣し、その 労働を対価 として提供するサービスです。

ここで注目していただきたいのが 労働を対価 です。

この点、他の下請けや受託と異なります。

下請けや受託は労働して作り上げられた成果物に対してお客様は対価を支払います。

しかし、SESは成果物に対して一切関与しません。

お客さまの開発、保守、運用業務に携わり、そこで労働した時間に対して対価が支払われます。

私が説明できるSESというものに対してはざっくりとこんな感じです。

SES会社を見分けるポイント

さて本題に入りましょう!

ここでSESの中の人だった私がご紹介するポイントとしては以下にます。

1. 勤務地があいまい

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「東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県~」とか記載されているところはSES濃厚です。

これは案件により派遣先が異なるため明確に示せないので、このように記載されています。

2. 資本金に対して社員が異様に多い

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例えば資本金100万円に対して社員が50人やら80人と記載されていたり、1000万円で100人やら150人と記載されていたりなどです。

このような場合はSESである可能性が高いです。

3. 「未経験OK」と求人情報に記載がある

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私が入社した当初はたいていのSES会社が「未経験OK」と求人に書いていた記憶がありましたが、最近ではちょっと状況が変わってきつつあります。

最近ではベテランを雇うよりもポテンシャルややる気のある若手を雇った方がコスパが良いという考えをしている企業もあり、何でもかんでも「未経験OK」だからといってSESと判断するのは厳しくなっているからです。

基本的に上記に挙げたポイントがあったうえで、「未経験OK」と記載されていればSESである可能性は高いですがそれ以外であれば注意深く調べていただければと思います。

とまぁこんな感じで求人情報レベルで判断するのであれば上記のポイントを見ていただけると求人を分別できるかと思います。

SESってそんなにヤバいの?

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少し本記事の話題から逸れてしまいますが、

SESという形態が悪いわけではないですし、それをビジネスとしている会社がやばいわけではないです。

何がやばいのかというと、SESを利用してそれをお金儲けの道具として考えている人たちが過去に多かったからなのではないでしょうか? それによりSESにマイナスイメージがまとわりついているのだと私は考えています。

SESって経営者からしたら非常にビジネスがしやすいそうです。

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これについては本記事では詳細には書きません。

私はSES自体は別に悪くないと思います。

ただし、若手のうちだけです。

年をとってもSESで労働していくのは結構厳しいと思っています。

SESのメリット/デメリット

ここではSESのメリット/デメリットをざっと紹介していきます。

メリット

・派遣により1つの企業で働くわけでは無いので、色々な仕事ができる ・IT業界の経験を積むことができる ・色々なエンジニアと知り合うことができる

派遣により1つの企業で働くわけでは無いので、色々な仕事ができる

案件ごとに使う技術やチームのやり方も異なるので様々なスキルの習得や知見が得られます。

良い現場に出会えれば自分自身の評価次第でリーダーとしてチームを引っ張っていけることもできますし、技術選定も可能になります。

また就業場所が案件毎に異なるので気分転換にもなります(笑

IT業界の経験を積むことができる

色々悩んでずっと独学やプログラミングスクールに通い続けるよりも一度IT業界に転職して業界経験を積みながら、学習していくのが一番の近道です。

そのためには「未経験OK」が多いSES会社の求人を利用してIT業界でデビューしてしまうのもアリかなと思ってます。

色々なエンジニアと知り合うことができる

IT現場では多くの派遣労働者の方が働いています。

1つのプロジェクトでプロパーよりもそちらの割合の方が多いかと思います。

中にはフリーランスで働いている方もいたり、色々な人たちが1年間で入ってきたり抜けて行ったり…笑

中にはスキルが高い人がいたりと一緒に仕事をしているだけで良いところを盗めたりと勉強できるところばかりです。

これは1つの企業の中で働いているよりも目に見えない価値があります。

この恩恵を受けられるのはSESならではないかと思います。

デメリット

・他のIT会社と比べたら給料が低い ・社員間での交流が非常に少ない ・案件毎に面談がある

他のIT会社と比べたら給料が低い

これは会社によりけりなのかなと思いますが、基本的には他と比べると低い印象があります。

私がいた会社では単価が上がればそれに応じてどんどん給料アップできたので他の会社と同等の金額またはそれ以上もらっていましたが、経験が浅いうちはどうしても低いかなと思います。

更にボーナスは無しのところが多いでしょう。

また案件での商流により高額単価でも最終的に自分の会社に入ってくる金額は大した金額ではない場合のあるので、どうしても他と比べると給料は低い傾向にあるかと思います。

社員間での交流が非常に少ない

これは営業を除いた社員が客先常駐であるため、中々自社のメンバーと交流できる機会がほとんどないからです。

あっても入社してからの研修期間とか案件参画までの間くらいでしょう。

帰社会というのを定期的に行っている会社であれば、交流はそこそこあるかと思いますが、気の利かない会社だとほとんど皆無です。

これにより社員の帰属意識はどんどん低くなります。

案件毎に面談がある

これは若いうちは大したことないのですが、やはり案件先の面談というは気が疲れるもので30歳過ぎるとだんだん面倒になってきます。

毎回面談で同じことを聞かれてはしゃべりますし、年を取って内定が取れにくくなってくると精神面でもかなりつらいかなと思います。

経験があって若いうちは大体1発合格なのであまり気にはならないかもしれませんがコミュニケーションが苦手な人は結構しんどいです。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。

私はリーマンショックの時に就職を行い、何度も開発会社の面接に落ちやっと拾ってもらったのがSES会社でした。

色々な経験をし、色々な事思い、今はSES会社を退職し新しい会社で受託や自社サービスで皆が働ける環境作りを目指して日々頑張っております。

SESは良いところもあるのですが、やはり長い目で見たらちょっときついかなと思ったりもしており、これからITエンジニアを目指す方たちにはより良く活動を行っていけるように何かしらの情報となる記事となれば幸いです。

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