概要
登録完了後に送信するメールだったり、何かしらのお知らせメールだったり、アプリケーションからサービス用のメールアドレスでユーザーへ送りたい場合ってありますよね。
個人で開発していたりしたら、そのまま専用のアカウントを作って設定した方が良いかと思うのですが、中小企業やスタートアップなど企業のサービスアプリから送信したい場合やはり管理しやすい方が良いかと思います。
その都度メールのアカウントを作成するとアカウント管理が手間になりますし…
今回はGoogleWorkspaceを契約している企業向けにアカウントを別で作成せずにグループアドレスを使って、管理の手間を省きつつもアプリ用のアドレスからメール送信できる方法をご紹介します。
Djangoでのメール送信方法については以下の記事で紹介しています。
前提条件
・GoogleWorkspace加入済み ・個人のアドレス (ここでいう「個人」とはプライベートな意味でなく「グループアドレス」に相対するアドレスという意味で「個人」という言葉を使用しています。)
準備するもの
・グループアドレス
手順
個人のアドレスからグループアドレスを送れるように設定する
まずはGmailにログインします。
そこから右上らへんにある歯車マークをクリックして「すべての設定を表示」ボタンをクリックします。(今後UIの変更で左記の解説とは異なってしまう場合があると思うのでご注意ください。)
そうすると以下の画面が表示されるかと思います。
赤枠の「他のメールアドレスを追加する」をクリックしてグループアドレスを追加しましょう。
追加すると以下の内容のメールが飛んでくると思います。
そしたら、本文内にあるリクエスト承認リンクをクリックします。
クリックしたら、以下の画面が表示されるので「確認」ボタンをクリックしてください。
ここで「確認」ボタンをクリックしないと処理が完了しないことにご注意ください。
Djangoアプリのsettings.pyにDEFAULT_FROM_EMAIL=[グループアドレス]を設定する
個人アドレスのアカウントからグループアドレスでメール送信できるようになったら、Djangoアプリの設定ファイルにDEFAULT_FROM_EMAIL
を追加しましょう!
[app_name]/settings.py
DEFAULT_FROM_EMAIL=[グループアドレス]
完了したら動作確認としてメールが飛ぶことを確認してください。
おそらく届くメールの差出人がグループアドレスになっているかと思います!
最後に
この方法はアプリ側ではただ単に差出人のアドレスをグループアドレスに設定しているだけなので別のアプリでも応用できると思います。
私も最初はメールサーバーの認証にグループアドレスだとパスワードどうすんの?って思っていたのですが、個人のアドレスからグループアドレスとしてメール送信できることを知ったときにもしやこれでできるのではと試したところできました。
そのため、もしこの記事が同じような境遇で困っている方の助けになれば幸いです。