Sassyブログ

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ワンバイ材、ツーバイ材で作る小さな物置の設置が可能な室外機カバーをDIYする

室外機カバーの全面

はじめに

どうもSassyです。

今回はエアコンの室外機カバーをDIYしました!

なんと半年以上もかかってしまいました…

勘違いしないでください。(言い訳させてください)

作業は主に土日中心。

家庭の都合やら作業時間の関係で1日丸ごと使えなかったりして、ちょこちょこやっておりました。

また本格的な暑さにさしかかってしまったため、日中の動きが鈍くなったりと…そうこうしていくうちにこれだけ時間がかかってしまったわけです。

土日のみの作業で1日8時間くらいしっかり使えたら、作業ボリューム的には1カ月あれば十分かなと思います......笑

制作の経緯

我が家のリビングの室外機は南側に置いてあり、1日中日差しが当たる状態となっています。

なるべく、夏場の強い紫外線や雨などで室外機の劣化や錆びを防ぎたいと思いDIYを考えました。

また室外機のカバーの上に小さな物置を置いて園芸用品やDIY道具を収納できるようにもしたいです。

そのためにはある程度しっかりした作りでないと耐えられないのと、今までのDIYより材料が多いので失敗しないためにも設計から行いました。

現在、室外機カバーを作りたいと思っている、またはその情報収集をしている方の参考になればなと思います!

設計

ということで、まずは室外機の寸法を測ります。

寸法を測ったら、それを内寸としてメモしておきます。

寸法はこの時点であまり気にせず、自分が作りたい制作物のイメージのラフを書いていきます。

設計時は、主に耐荷重性と気温が一番高くなる日中の紫外線を避けやすくすること、そしてなによりコストを意識しました。

ラフを書いたら、内寸に少し余裕を持たせた(だいたい3~5cm)長さで定義していきます。

基本的に木材はワンバイ材、ツーバイ材を使用するので規格で厚さや幅も決まています、それらを元に外寸を決定します。

こんな感じで作る時に迷わないレベルにまで落とし込んで、素人が作った簡単な設計図はこちら。

設計図 - ラフ

設計図 - 寸法付き

材料

No. 材料名 数量
1 2x4材 90cm 4本
2 2x4材 98cm 2本
3 2x4材 44cm 1本
4 2x4材 34cm 2本
5 1x4材 106cm 6本
6 1x4材 52cm 6本
7 1x2材 98cm 6本
8 防腐剤 1L
9 ビス 6.5cm(半ネジ) 適量
10 ビス 4.5cm(全ネジ) 適量
11 ビス 3.0cm(全ネジ) 適量
12 ビス 1.2cm程度 適量
13 L字プレート(大) 4個
14 L字プレート(小) 20個

全てカインズホームで購入しました。

ざっくり計算して、材料費は13000円ほどになります。

準備

木材の研磨(1回目)

木材のざらつきや防腐剤が良くなじむように木材の表面を研磨していきます。

この研磨作業には、手動でやるには地道で大変な作用なのでサンダーを使用するのが良いです。

過去記事で私が愛用しているおススメのサンダーを紹介しています。

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1回目の研磨には少し粗めのサンドペーパーを使用しましょう。

防腐剤を塗布(1回目)

研磨後、木材に付いている削れカスをぞうきんなどで拭きとってキレイにしましょう。

そしたら防腐剤を塗布していきます。

防腐剤はホームセンターでも売っていますが、結構いい値段するのでネットで購入した方が割安で購入できます。

私は結構アサヒペンを使っています。色はお好きなのを選んでください!

防腐剤を塗る時は少なめに付けて伸ばすような感じで少しづつ作業していきましょう。

塗料が多すぎると、木材の脇から垂れて跡が付きます。

キレイに仕上げるには薄く延ばすことを心がけるのが一番良いです。

塗り終わったら1日~2日くらい外で乾かしておきましょう!

木材の研磨(2回目)

1度研磨をしましたが2度やります。

2度やることで防腐剤の効果も高まりますし、何より木材の表面にツヤが出てキレイな仕上がりになります。

おそらく今の状態の木材は防腐剤は塗られてるけど表面はざらざらのままなはずです。

2回目の研磨でざらつきを取り除いていきましょう。

2回目の研磨では1回目よりも細かいサンドペーパーを使用してください。

研磨後は1回目と同じようにカスをぞうきんで拭きとってください。

防腐剤を塗布(2回目)

2回目も1回目と同様に少し付けて薄くのばしていきます。

塗り終えたら完全に乾くまで外で乾かしましょう!

制作開始

準備が完了したので組み立てていきます!

木材を用意します。(画像の木材はほんの一部です。)

色が異なっているのは、私が防腐剤の色を間違って購入してしまったため…気にしないでください。

防腐剤施工済みの木材

ビスを打つ場所によって、ビスの長さを使い分けます。

まずはL字プレートを使ってツーバイ材を連結させるので4.5cmくらいの全ネジタイプのビスを使って打ち込んでいきます。

予め打ち込む場所を測って、ドリルでネジ穴を作ってあげるとキレイに打ち込めます。

脚の組み立て1

全ネジと半ネジタイプというものがありますが、半ネジは木材と木材が重なる場所に打ち込むときに木材同士の隙間埋めやすくできます。

この場所プレートと木材同士なので全ネジタイプでいきます。



片側だけですが、このような感じに組み立ててます。

L字プレートがキレイに木材に密着するように丁寧に作業していきます。

脚の組み立て2

片側を作って、骨格を完成させていきますが一人で作業していると木材を支えたりするのが中々難しいです。

壁や不要な木材などを使用して、支えを作ってあげると作業がだいぶ楽になります。

脚の組み立て3

骨格が完成したら一旦仮置きしてみます。

予め設計した上で製作したのちゃんと収まってます!

室外機カバー組み立て中の仮置き

次は骨格の上に木材を並べていきビスを打ち込んでいきます。

室外機カバーの天井に板を取り付ける

ここでで用しているのは半ネジタイプのものを使用しました。

長さは6.5cmを使用しましたがもう少し短くても良いかなと感じました。

長さを測って真ん中を打ち込むようにします。

全て取り付け完了しました。

室外機カバーの天井に板を取り付け後

次に側面に木材を取り付けます。

横からの日差しもある程度カバーできるように、すべて覆わずにワンバイ材を3つほど等間隔に取り付けました。

(全て覆ってしまうとその分コストや重さも大きくなってしまうため)

室外機カバーの側面に板を取り付ける

最後は前面に板を取り付けます。

前面に取り付ける木材はあまり幅を大きくせずに細くして室外機からでる温風を逃がしやすくしてます。

室外機カバーの前面に板を取り付ける

木材の取り付けには小さめのL字プレートと1.2cmくらいのビスを使用してます。


これで完成しました!

カバーの上に小さな物置が置けることも考慮して幅は100cmほど持たせていますし、土台は大きなL字プレートと脇を固める補助プレートでしっかり作り込んでいます。

こちらの1万円ほどで購入できる小さな物置と組み合わせて使って行こうと思います!

さいごに

いかがでしたでしょうか?

DIYも設計からやってみると結構楽しかったです。

作りたいものをどうやって安く、丈夫に作れそうかなど色々考えるきっかけになりました。

また使用する木材やビスの種類などをネット調べたりして、普段身に付かない知識もこのDIYを通して身に着けることができたのはとても良かったです。

製作をやり切った後は、制作中に気づいた失敗や後悔などを思い返し、次のDIY活動への肥やしにしようと思います!